O脚は今からでも治る

 子どもの頃からのO脚を骨格のせいだと思ってあきらめていました。しかし、30歳を過ぎた私の足は、まっすぐに伸びています。正しい方法を実践すれば、遺伝や体質のせいと諦めてしまうO脚は治すことが出来ます。姿勢と矯正方法を学べば、まっすぐな脚になることが可能です。実際に私は立ち方や歩き方などに気を付け、ストレッチを繰り返すことで、O脚を克服しました。O脚とは、直立した姿勢のときに左右の膝が離れてしまう脚のことです。脚の形がアルファベットのOに似ているのでO脚といわれています。逆側に沿った脚の形は、X脚といいます。O脚は日本人の約9割が多かれ少なかれ持っている特長です。 日本人にO脚が多い原因として、遺伝や体質ではなく、生活習慣があるといわれています。通常、日本人に限らず赤ちゃんの脚はO脚です。この赤ちゃんの頃の脚の湾曲は2歳前後でなくなります。しかし、日本人では、この赤ちゃんの頃のO脚が治らないまま大人になってしまう人がいます。畳の生活で横座りをしたり胡坐をしたり、内股で歩く癖があることなどが原因だといわれています。内股歩きは、膝頭を内側に寄せる歩き方です。この歩き方では脚にゆがみが生じてしまいます。つま先を内側に入れた歩き方は、若い女性に多く見られます。この歩き方を続けていると、O脚は悪化してしまいます。
 ヒールの高い靴やブーツでの内股歩きは、バランスを取ることが難しく、より骨にゆがみが生じてしまいます。まずは、しっかりとした立ち方を学びましょう。まっすぐ立つためには、まず足先とかかとをつけて立ってみます。バランスが取れないときには、足先を少し開いて立ちましょう。つま先を大きく開く立ち方は、足のためにはよくありません。少しだけ開くのがポイントです。脚を開けて立つときには、片足に重心がよらないように注意します。片足だけに重心を乗せるのではなく、両足を肩幅ぐらいに開いて立つと疲れません。
脚を交差させたり、片足に重心をかけるモデルポーズは、骨格のゆがみの原因になります。椅子に腰掛けるときにも、脚を組んだりせず、まっすぐと脚を伸ばすようにします。畳や床に直接座るときには、脚を左右に開いて間にお尻を落とすぺちゃんこ座わりや横座りをしないようにします。こうした座り方は関節を曲げる原因となります。普段から立ち方座り方に気を配り、左右対称を心がけて生活することが大切です。O脚改善にはさまざまな方法がありますが、まずは立ち方や座り方を見直してみましょう。

O脚を最短で治す「O脚改善ガイド」TOPに戻る

O脚を最短で治す「O脚改善ガイド」