軽度なO脚の場合
脚の形で悩んでいる人は、自分の足がO脚なのか、OX脚なのか知る必要があります。O脚だけという人もいれば、膝上はX脚なのに膝下はO脚という人もいます。人によって脚の形はさまざまなので、一様に同じ治療法というわけにはいきません。一番良いのは、整形外科で治療することです。しかし、日常生活に支障が出るほどの骨が変形していないと、病院での治療が出来ないこともあります。整形外科医には綺麗な脚といわれるけれど、自分ではそうは思わないという軽度なO脚やXO脚の場合は、整体やクリニックで治療を行うか、自宅で行うかになります。クリニックで行う場合は、病院選びに注意が必要です。
ネットでは、治療前治療後と写真を並べ、効果を謳うクリニックが多く存在しています。その中には、明らかに写真の効果でO脚が治ったように見せかけているものもあります。こうした写真を見るときには、立ち方を見てみましょう。足先を外に向けて立つと脚はまっすぐに見えます。治療前と治療後で同じ立ち方をしているかチェックしてみましょう。クリニックでは施術者の技能も大きく影響します。大きなクリニックでは複数の施術者がいる場合もあるので、治療方法や担当者についても確認しましょう。
整形外科の診断でO脚といわれなかったけれど脚の歪みが気になる場合には、エステサロンも有効です。脚が歪んで見える原因は骨の歪みではなく、筋肉の付き方である場合もあります。こうした軽度のO脚は、エステで治療することで、適度な筋肉が付いた脚になります。エステでは、治療ではなく美脚のためのノウハウを持っています。膝痛や関節痛などのO脚特有の痛みがないのであれば、エステでの治療も視野にいれておきましょう。自宅でO脚治療を行う場合は、過度なストレッチや負荷のかからない方法から始めることが大切です。
脚の形は人それぞれで万人にあう治療法はありません。そのために誤った方法でO脚治療を行うと、X脚になったり悪化したりします。また自宅での自己流の治療では、早く成果を出そうと過度にストレッチを行うこともあります。まずは、足首やアキレス腱のマッサージなど基本から始めることが大切です。脚に適度な筋力をつけることを目標に、ウォーキングなどからはじめてみましょう。腹筋をつけることも、脚に負担を掛けないためには大切です。体全体を健康に保つことを意識して、ストレッチや運動をはじめ、体全体に筋力が付いたら、O脚に特化したストレッチや運動に移行していきます。