くつの選び方
正しい方法を実践すれば、遺伝や体質のせいと諦めてしまうO脚も治すことが出来ます。姿勢と矯正方法を学べば、まっすぐな脚になることでしょう。それには、靴選びが重要になってきます。
大人になると足は変化しないと思われがちですが、足のサイズは変わります。朝と夕方での違いなどを経験されている方も多いと思います。体重の変化によってもサイズは変わります。まず、サイズを正しく知ることです。そして、使用用途、使用時間なども大事な選択基準となります。
靴のつま先に足の指が当たる場合、甲で足を固定できていないか、大きすぎます。小さい場合も指が当たりますが、小さいサイズの靴を無理して履いていると足の指がのばせないために外反母趾になる恐れがあります。デザインにもよりますが、靴のつま先には捨て寸といって、履いた時の足の指から1p位の隙間があるものが理想的です。
ヒールが2p以上ある靴は、骨盤・膝・足首に負担がかかりすぎてしまいO脚を助長してしまいます。特に、ハイヒールやピンヒールを履くことが多い女性は注意が必要です。ヒールの高い靴はおしゃれを演出するのに欠かせないものですが、脚自体が美しくならなければ意味が無いので、ここぞという時にだけ履くという我慢も必要になるでしょう。
自分に合った靴を選ぶのは難しいですが、より快適に履くためにいろいろなグッズがあります。O脚改善グッズのなかでも、インソール(中敷き)は靴の底に敷くだけで取り外しも自在という手軽さから、人気の商品です。
インソールでO脚が改善できる基本的な仕組みは、脚の重心を正しい位置にずらすことです。O脚の人の多くは重心が足の裏の外側に偏っていて、脚が歪む原因となります。インソールは内側にゆるやかに傾斜しているので、自然と重心が土踏まずに移動し、正しい歩行姿勢で歩くことができるのです。ただし、この傾斜が人によってはきつすぎるため足首や膝に負担がかかってしまう場合があります。整形外科でオーダーメイドのインソールを調整してもらうと安心です。